(新)議場システム6月運用開始




聴覚に障がいがある方のためのリアルタイムで字幕表示
議場システムの改修は、令和6年7月に開催した第4回議会活性化特別委員会で、委員長提案として正式に議題として取り上げ、本格的に協議を始めました。10月に開催された第3回定例会の私の委員長報告では「本会議場は、築後30年が経過してるが、これまで改修したことがなく、音声や映像システムはアナログ仕様のまま。一度(ひとたび)故障すれば、交換部品もなく、議会が停滞することは必至。ひいては、町政に少なからず影響を及ぼすと考えられる。委員会では、議場の音響・映像システムなど調査・研究を行っているが、できるだけ早い時期に予算要求にこぎつけたいということで意見の一致をみた。今後、設備の具体的な内容を精査し、費用対効果を検証するなど、踏み込んで協議する。しかし、当然のことながら、議場は、議員だけのものではなく、憲法で定められた二元代表制における「議事機関」の場であるため、町長ともしっかり協議をさせていただきたい(委員長報告全文)」と就任したばかりの安部新町長、そして、広く町民の皆さまに対し主張したころです。
そして、12月定例会。町長を始め執行部は、システム改修の必要性・緊急性を十分に理解し、補正予算に5148万円を計上。5社で入札した結果4065万円でジェイコム大分エンジニアリング(株)がシステム改修を担当することになりました。ご覧のように、現在、工事の真っ最中。予定では5月末に完成し、6月定例会から運用を開始します。
導入するシステムは、聴覚障がいのある方にも、議場に、気軽に足を運んでいただけるように、傍聴席を向いた左右2台のモニターが、リアルタイムの文字情報を発信(県内初導入)します。また、議員は、定例会の一般質問や討論の際、必要に応じて資料を画像で示すことができるようになることから、町民の皆さまに「分かりやすく、開かれた議会」を推進できると考えています。今後も、新しい議場システムをフルに活用するため、議会活性化委員長として、また、一議員として、「もっともっと分かりやすく、開かれた議会」を目指し、予算委員会、全員協議会および議員間の自由討議の本会議場での開催などを提案し、実現するよう努力していきたいと考えています。