城下かれい賞味会を思う

第４０回城下かれい祭り開催

　令和７年５月１０日～１１日、日出町城下かれい祭りが開催されました。ご案内のとおり、例年実施されてきた「城下かれい賞味会」は、近年のカレイ漁獲量の激減により確保が難しくなっていることから、今年は従来どおりの開催を見送ることとなりました。
　賞味会は、もともと平成１６年（第１９回）までは、メイン会場である町立日出小学校の校庭に張られたテントの下で、ビニールトレイに盛られた格安のお刺身を屋外で楽しむ「城下かれい一品賞味会」として親しまれていました。当時、私は１期生でしたが、早朝からの大行列で大変な賑わいだったことを、今でもよく覚えています。　　
　第２０回以降は、財政事情の悪化に伴い、祭りへの助成金が半減されたことを機に、それまで役場中心だった運営から、各種団体が協力し合い工夫を凝らして企画・実施する「協働によるまちづくり型」へと方向転換を図りました。賞味会も各料亭の話し合いにより「城下かれいミニ懐石賞味会」、そして現在の「城下かれい賞味会」へと進化を遂げ、本年で記念すべき第４０回を迎える運びとなりました。
　これまで支えてくださった関係者の皆さまに心から敬意を表しますとともに、毎年足を運んでくださる町内外の皆さまに、深く感謝申し上げます。