大型遊戯施設を備えた屋内型の子育ての拠点

屋内遊戯場を備えた子育て支援拠点の整備について
近年、猛暑や豪雨などの影響により、子どもたちが安心して外遊びできる環境が限られてきています。
とりわけ夏場は、熱中症リスクの観点からも長時間の屋外活動が難しくなっています。
子どもにとって十分に体を動かす機会は、体力づくりだけでなく、社会性や意欲の発達にも重要です。
また、保護者にとっても、安心して過ごせる居場所があることは、子育ての負担軽減や孤立防止につながります。
こうした背景を踏まえ、屋内でも公園のように思い切り体を動かせる大型屋内遊戯場を併設した子育て支援拠点の整備を進めるべきと考えます。
整備にあたっては、
- 滑り台、ジャングルジム、ボルダリング、トランポリン、大型ネット遊具など、全身を使って遊べる設備の導入
- 授乳室、おむつ交換台、子ども用トイレ、飲食スペースなど、保護者が安心して滞在できる環境整備
- 年齢や障がいの有無にかかわらず利用できるインクルーシブ遊具の導入
- デジタル技術を活用し、運動機能や創造力を高める体験型コンテンツの活用
といった機能を備えた拠点づくりを想定しています。
0歳から18歳のこどもたちが安心して遊び・学ぶことができ、保護者同士が交流し相談できる施設、単なる遊び場ではなく、少子化対策、子育て支援、移住定住促進を一体的に進める政策拠点として位置付けることが重要です。
子育て環境の充実は、若い世代の定住意欲に直結する要素であり、将来の人口維持戦略にもつながります。
お母さん方に知っていただきたいポイント
子育て拠点の整備費用の考え方
屋内遊戯場を備えた子育て支援拠点は、「安心して思いきり遊べる場所」をつくる取り組みです。
ただし、施設をつくるには建設費だけでなく、その後の運営費も必要になります。
だからこそ、町の予算だけに頼らない工夫が大切になります。
① 国の補助金を活用します
子育て支援は、国も力を入れている分野です。
- 子ども・子育て支援の交付金
- SDGs未来都市として活用できる交付金
- 公共施設整備のための交付金
- デジタル活用に関する交付金
など、条件が合えば活用できる制度があります。
大切なのは、「子育て支援」「少子化対策」「健康づくり」「定住促進」など、目的をしっかり整理して申請することです。
町の負担をできるだけ抑えながら整備する工夫が可能です。
② ふるさと納税を活用します
町の外にいる応援してくださる方や、地域に貢献したい企業の力を借りる方法です。
- 個人のふるさと納税で「子育て施設整備」として寄附を募る
- 企業版ふるさと納税で、企業から支援を受ける
子育て支援は、社会的にも評価されやすいテーマです。
企業と協力しながら整備費の一部をまかなうことも考えられます。
③ 民間との連携も検討します
すべてを公費で運営するのではなく、
- 指定管理による効率的な運営
- カフェやイベントによる自主収入
- 企業との遊具導入連携
などを組み合わせることで、長く続けられる仕組みをつくることができます。
大切なのは「実行できる体制」
制度や補助金はあります。
しかし、それを活用できるかどうかは、町が本気で取り組む体制をつくれるかどうかにかかっています。
これまで財政が厳しい時期もあり、慎重な姿勢が続いてきた背景は理解できます。
しかし、財政が厳しいからこそ、外からの資金を積極的に活用する必要があります。
これは職員一人ひとりの問題ではなく、町全体の取り組み方の課題です。小さな成功を積み重ねながら、挑戦できる体制へと変えていくことが大切です。
まとめ
屋内遊戯場を備えた子育て支援拠点は、単なる遊び場ではありません。
子どもたちの成長を支え、保護者の安心を支え、町の未来を支える投資です。
町の財源だけに頼らず、国の制度や寄附、民間の力も活用しながら、実現に向けて進めていくべき取り組みであります。


